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【誰でもできる】看護師が定時で帰るコツ3選|記録のタイミングが重要

看護師が定時に帰るコツアイキャッチ

看護師は残業があって当たり前、定時で帰るなんて夢の話だと思ってませんか?

実際、看護師の就業時間後の残業は

約30分以上 73.9%

約60分以上 44%

約120分以上 9.5%

参照:看護職員の労働実態調査「報告書」

と7割以上の看護師は、残業が常習化しています。

ヤマヒロ
私も以前は1〜2時間の残業は当たり前でした

しかし、試行錯誤の結果、残業が1時間減り、今では定時で帰ることができています。

今回、残業2時間が当たり前だった私が、なぜ定時で帰ることができるようになったのかをお伝えします。

この記事を読めば、誰でも定時で帰るコツを知ることができます。

最後まで読んで、実践してください!

看護師時間外労働グラフ

こんな方におすすめ

  • 残業が多くて悩んでいる人
  • 定時で帰りたい人
  • 仕事が遅くてどうしたらいいかわからない人
  • 仕事効率をあげる自信がない人
  • ワーク・ライフ・バランスの整った生活がしたい人

看護師が定時で帰る誰でもできるコツを3つ紹介

誰でも定時で帰るコツ

看護師が定時で帰るコツ3選

  • 看護記録を最優先にする
  • 残業のない先輩の働き方を模範する
  • 使う道具を減らして脳内に余裕を作る

看護師が定時で帰るコツはたくさん紹介されていますが、誰でも実践できるのはこの3つだけです。

誰でもできることがポイント

一般的に言われているコツ

  • 事前準備を早くする
  • ラウンドを早く終わらせる
  • 多重課題を早くこなせる

以上は、できるならやるべきですが、看護師の技量は人それぞれなので、誰でもできるわけではありません。

事前準備に関しては、業務前に準備を早くすることを勧めていたりします。

しかし、残業を減らすために、早く出勤して準備していては、残業の前倒し(前残業)をしているだけで、残業は減っていません。

人の技量によって差が出るコツは、コツとは言えません

看護記録を優先して書けば残業は減る!

看護記録を優先して書く

残業が多くなる原因

  • 看護記録
  • 急患や急変の対応
  • 人員不足
  • 研修、勉強会の参加

看護師の残業は、上記の4つが原因になることが多いです。

残業している看護師の多くは、看護記録を必死に書いています。

ヤマヒロ
残業している看護師はみんなパソコンと格闘してますよね
看護記録なんて後回しにしないと仕事が終わらないですよね?
看護師

看護記録は、業務後に書けばいいと思っている看護師が多いです。

しかし、直すべきは、まさにその看護記録をするタイミングです。

自分の努力で変えられるのは看護記録だけ

残業が多くなる原因の『急患や急変の対応』『人員不足』『研修、勉強会の参加』は、個人の努力で改善できません。

特に『人員不足』と『研修、勉強会の参加』は病院の問題なので、手がつけられません。

しかし、看護記録なら看護師自身で改善することができます。

ヤマヒロ
実際に、私も看護記録のタイミングを変えただけで、1時間残業を減らすことに成功しています。

仕事の優先順位を見直す

仕事の優先順位を見直す

看護師の主な仕事

  • バイタルサイン
  • 検査出し
  • 手術出し、受け
  • 処置や医師の処置介助
  • 入院対応
  • 環境整備
  • 家族対応
  • 後片付け
  • 看護記録
    など

優先順位をつけるとすると

  1. 時間が決まっているもの(検査、手術、処置、入院対応など)
  2. 時間が不明なもの(医師の処置介助、手術受け、家族対応など)
  3. 自分のタイミングだけど、勤務内でやるもの(バイタルサイン、環境整備など)
  4. 勤務外でもできるもの(看護記録、後片付けなど)

となります。

職場
記録なんて最後にまとめてやればいいよね
その考えが一番よくないですよ!
ヤマヒロ

上の優先順位は、間違っていませんが、残業を減らしたいなら、看護記録を勤務外に持っていくのは間違っています。

人にお願いできる仕事は後回し

仕事は2つに分けられます

  • 自分にしかできない仕事
  • 誰がやってもいい仕事

定時で帰ることを考えると、優先順位が変わってきます。

なぜなら、自分にしかできない仕事を後回しにすると、助けてもらえなくなるからです。

業務外時間で

看護師
なにか手伝えることありますか?
あと記録です
ヤマヒロ

こんな会話を繰り返していませんか?

看護師は自分の仕事が終わったら周りの仕事を手伝う習慣があります。

しかし、看護記録はどうやっても変わってあげることができません。

看護師の仕事を少し整理してみましょう。

自分にしかできない仕事誰がやってもいい仕事
看護記録バイタルサイン
 検査出し
 手術出し、受け
 処置や医師の処置介助
 入院対応
 環境整備
 家族対応
 後片付け

以上のように、看護記録以外は人に任せることができる仕事ばかりです。

毎回、助けてもらってばかりではクレームを受けるかもしれません。

しかし、優先順位を変えて、時間内に終わらせられればそれでいいし、もし終わらなくても助けてもらえる状況を作っておくのは技術です。

看護記録は常に最優先します。

看護記録は常に最優先、同時進行を心がける

記録は常に最優先、同時進行

看護記録を最優先にすることで、4つのメリットが出てきます。

看護記録を最優先、同時進行するメリット

  • 自分しかできない仕事が先に終わる
  • 二度手間がなくなる
  • 情報共有が早くなり、余計な業務が減る
  • 申し送りが少なくなる(早く終る)

それでは一つ一つ見ていきましょう

自分にしかできない仕事が先に終わる

『仕事の優先順位を見直す』でも解説しましたが、一番のメリットはこれです。

自分にしかできないことを業務内で終わらせることで、業務後に助けてもらいやすくなります。

二度手間がなくなる

バイタルサインやフィジカルアセスメントを、一度メモして、業務後にカルテに書き写してませんか?

看護師の必須アイテム『クリップボード』を持ち歩いている人は見に覚えがあると思います。


  • step.1

    バイタルサイン測定して、クリップボードに書く


  • step.2

    それを更にカルテに書き写す


ご覧の通り、二度手間になっています。

しかし、直接カルテに書けば


  • step.1

    バイタルサインをカルテに書く


このように手間が一つ減り、看護記録も同時にできます。

電子カルテを持ち歩ける病院が増えているので、ぜひ実践してください。

電子カルテでなくても、直接カルテに書く方法はあるはずです。

実践してみましょう!

情報共有が早くなり、余計な業務が減る

患者さんの状態は常に流動的です。

朝のバイタルサインと昼のバイタルサインでは変化があります。

医師は、自分の都合で病棟に現れ、その時点でのバイタルサインを確認してきます。

仮に、記録が同時進行に行えていたとしましょう。

そうすると、医師はカルテを自分で確認して、こちらに確認することが少なくなります。

医師とのやり取りが減れば、タイムロスがなくなり、業務ははかどります。

医師以外にも、リーダーや薬剤師なども勝手に確認してくれるようになるので、さらに時間を節約できます。

申し送りが少なくなる(早く終る)

次の勤務の看護師が情報収集するときに、記録しておけば勝手に情報収集してくれます。

記録がない時の申し送りは、勤務帯の時系列に沿いつつ、全体像を伝えなければいけませんでした。

記録があれば、情報収集しているので、概要を送るだけで伝わります。

情報収集よりあとに起こった出来事は、今まで通り申し送る必要はありますが、それでも短く済みます。

特に、先輩に申し送りするのが苦手な人は、記録を先に書くことを強くオススメします。

先輩の頭に事前に情報が入っているだけで、ちょっとしたズレは見逃してもらいやすくなりますよ!

参考 新人看護師『申し送りで怒られるのが怖い』に終止符|7つのコツとテンプレートで解決

看護記録を最優先、同時進行で書くコツ

最優先、同時進行に書くコツ

看護記録を最優先、同時進行で書くコツ

  • 処置中に書く
  • 隙間時間を利用する

特に、処置中に記録をするのはオススメです。

処置中に看護記録を書く

医師の処置介助で時間を無駄にしている看護師が多くいます。

例えば、CV挿入介助の大まかな流れは次のようになります。

  1. 物品の準備
  2. 医師にCV挿入に必要な道具を渡す
  3. 医師がCVを挿入する
  4. CV挿入後、片付けする
  5. レントゲンで確認

この中の『医師がCVを挿入する』時間が記録をする大チャンスです。

CVに限らず、処置介助の多くは、医師に道具を渡したら、あとは処置が終わるまで看護師はそばで待つだけです。

この時間に、記録を済ませてしまいましょう。

処置介助までに行った業務の記録をするでもよし、現在実施している処置の記録をするでもよしです。

重要なのは、何もしない時間を作らないことです。

隙間時間を利用する

仕事で少しでも時間があくなら、とにかく記録を書きましょう。

記録が書けるタイミング

  • 検査出しまでの時間
  • 指示を待っている時間
  • なぜか空いた隙間時間
    など

どんな時間でも、手を休める時間を作らないことが重要です。

本気で定時で帰りたい日をイメージしてください。

食事の時間ですら惜しんで働きますよね?

毎回食事の時間を減らすのは非効率なので推奨しませんが、時間を有効に使おうとする思考と行動は実践するべきです。

定時で帰る先輩の働き方を模範する

定時で帰る先輩の真似をする

記録を最優先・同時進行すること重要性を理解して頂けたと思います。

職場
でも、スキマ時間ってないよね
同時進行って無理ですよ
職場
ヤマヒロ
一番確実な方法は、定時で帰る先輩の行動を観察することです

理屈はわかっても、実際行動に移すとなると簡単には行きませんよね。

病院や部署によって、細かな違い、マイナールールがあったり、特殊な環境もあると思います。

そんな時に見るべきは、定時で帰る先輩の仕事です。

定時で帰る先輩は、心意気から業務の手際、隙間時間の活用方法を知っています。

そして、同じ環境で定時に帰れているということは、その仕事の仕方を真似すればあなたも定時に帰ることができる証拠です。

先輩の働き方で見るべきポイント

定時で帰る先輩の仕事ぶりを、ただ尊敬の目線で見るだけではダメです。

大切なのは、先輩が何をどのタイミングで、どのように行動しているかポイントを抑えることです。

定時で帰る先輩のチェックポイント

  • 事前準備
  • 記録をするタイミング
  • メモのとり方
  • タイムスケジュールの組み方
  • 優先順位の付け方
    など

以上のポイントに絞って観察し、模範してみましょう!

今まで自分では気づけなかったことに気づき、仕事の効率がぐっと高まるきっかけになります。

先輩を真似する上での注意点

定時で帰るために事前準備に力を入れることは大切なことです。

しかし、業務開始前に事前準備をしているなら少し考えましょう。

定時で帰るために、業務終了後の仕事をなくすことは重要ですが、業務開始前に仕事をしていては残業の前倒し(前残業)をしているだけです。

これでは、何も解決にはなりません。

事前準備はあくまで、予測される仕事をどのように行っているかを真似しましょう!

使う道具を減らして脳に余裕を作る

使う道具を減らすことで脳に余裕を作る

人間の脳は1日に35000回の決断をしていると言われています。

参考文献:35,000 Decisions: The Great Choices of Strategic Leaders

この決断は、情報の整理、検索、比較など様々な処理の上で行われ

  • 朝起きたら何を食べるのか
  • 何を着るのか
  • どの靴を履くのか
  • テレビをつけようか
  • どのテレビ番組を見ようか

など、さまざまな選択をしています。

小さな選択かもしれませんが、35000回となると、選択するだけで頭が疲れています。

その結果、脳は疲労し、判断ミスやストレスを抱えることになります。

世界のトップリーダー(グーグルやツイッター、アップルの創業者など)たちは、重大な選択をするため、意図的に小さな選択の回数を減らす努力をしています。

  • 毎日同じ服を着る
  • 同じものを食べる

など、行動をマニュアル化することで、仕事で「選択」する余裕を作っています。

看護師の仕事も、選択の連続です。

  • どこで情報収集をする
  • どの患者から情報収集するか
  • 今日のタイムスケジュールは?
  • 誰からバイタルを測ろう

こんな選択は当たり前に行っていて、こんなちっぽけな選択だけではないはずです。

  • フィジカルアセスメント
  • 報告をどうするか
  • どうやって報告するか
  • 医師には報告するか
  • 記録をいつしよう
  • 検査出しまでに何をやろう

など、情報共有や治療に関わることまで、重要な選択がたくさんあります。

選択の数が多ければ、脳の疲労は蓄積し、

  • 考える余裕がなくなる
  • 誤った選択をしてしまう
  • 仕事のミスが増える

などして、時間がなくなっていきます。

その結果、仕事が遅くなり、定時に帰ることができなくなります。

道具を減らして選択肢を減らす

世界のトップリーダーに習って、意図的に小さな選択の回数を減らしてみましょう。

看護師に多いのは、道具が溢れかえっていることです。

看護師の道具

  • 何本もあるボールペン
  • 何色もあるカラーペン
  • 情報収集の用紙
  • メモ帳
  • 数種類のテープ

道具をたくさん持ち歩くと、

看護師
どのペンを使おうか?
何色で書こうか?
どのテープで止めようか?

など、選択の数が増えてしまいます。

看護師の仕事に必要な道具

  • 4色ボールペン1本
  • マジックペン1本
  • 印鑑
  • ハサミ
  • 聴診器
看護師
これだけで十分です

他のものは、必要な時に準備すれば間に合います。

最低限の道具で、最短の選択をしていきましょう。

選択の回数を減らせば、脳の選択疲れを予防できるので、仕事で突発的な出来事も余裕をもって対応できます。

目に見えるわかりやすい対策ではありませんが、無駄な思考を減らすことは、かなり重要な役割を果たします。

参考持ち物の多い看護師のミニマリスト化計画|必要な道具に減らす方法

まとめ

看護師が定時に帰るコツ まとめ

看護師が定時に帰るために必要なこと

  • 自分しかできない看護記録を最優先して行う
  • 看護記録は同時進行で行う
  • 道具を減らして選択する時間を減らす
  • 定時に帰る先輩を観察して真似する

定時に帰るために、まずは自分でできることから取り組んでみてください。

そして、見習うべき先輩を見つけましょう!

それでも終わらない、心も身体も限界だ!ってなるなら、転職をするべきです。

転職は逃げのように考えられがちですが、そうではありません。

自分が幸せに生きていける環境に身を置くことが、仕事で最高のパフォーマンスを発揮する鍵です。

無理せず、楽しく働きましょう!

  • この記事を書いた人

yamahiro

看護師ブロガー ICU8年、主任も経験。教育委員、主任会リーダー、新人教育担当。 転職して、今は訪問看護の世界へ。 看護師のキャリア形成を大切にしながら、プライベートも充実させたい。 看護師を全力で楽しむ方法を発信します。

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