

切れればいいし、100均で十分!って考える人もいると思います。
確かに家で髪を切るために使うハサミなら100均で十分。
しかし、医療現場に求められる機能としては不十分です。
あなたは毎日のように仕事で使うハサミに、使いにくさを感じていませんか?
今回オススメするナーサスプロを使えば、テープののりがはさみにくっつかず、サクサク切れちゃいます。
実際に、私はナーサスプロを使用してから、ハサミを使う仕事にストレスを感じることがなくなりました。
あまりにお気に入りすぎて、他のハサミに浮気したこともありませんし、家のハサミも同じにしたくらいです。
私の一押し、看護師にオススメのハサミ『ナーサスプロ』を紹介したいと思います。
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看護師にオススメのハサミはこれだ!

ナーサスプロは刃物専門の会社『丸章工業(株)』が作る、医療社向けのハサミです。
私は10種類以上のハサミを使用した経験を持っています。

しかし、どれもサイズ感がいまいちだったり、切れ味がわるかったり、テープが刃について切れなかったりと不満がたくさんありました。
しかし、このハサミは今までの悩みがウソのようになくなる完璧なハサミだったんです。
公式ページはコチラ看護師が使うハサミ選びのポイント
まずハサミを選ぶとき、以下のポイントを押さえましょう!
看護師のハサミに求められるもの
- 安全性
- 清潔
- 切りやすい
- 携帯性
この4つの項目は必ず押さえていきましょう。
では、なんでこの4つが重要なのでしょうか?
一つ一つ解説していきたいと思います。
安全性

一番重要なのは患者さんの安全が守られること
看護師は、はさみを患者さんの近くで使います。
例えば
- 点滴を固定したテープのあまりを切る
- 患者さんに「ここ切って」と頼まれる
- 包帯を外したいけど、切らないと外せない
こんな時、どうしても皮膚の近くでハサミを使うことになりますね。
あなたが患者さんで腕に巻いた包帯を切ってもらう時、先の尖った輝くハサミを使われたらどうでしょう?
そのハサミがゆっくり皮膚に当たって、目の前でサクサク包帯を切っていく光景を…

患者さんの近くでハサミを使う必要がある以上、安全機能がついているのが絶対条件です。
先が尖っているハサミは、皮膚を傷つける恐れもあれば、患者さんも恐怖を感じます。
医療用のハサミは安全を守るため
・刃先が丸くなっている
・プラスチックで保護されている
などの配慮があり、間違っても刺さらないようになっています。
患者さんにケガをさせないものを選びましょう
清潔

入院している患者さんの多くは、免疫力が低下しています。
目に見えない菌やウイルスに配慮して、医療者は常に感染対策を意識して、清潔を保つ必要があります。
感染を広めないために、自分が感染源にならないために、看護師の仕事道具はいつも清潔である必要があります。
清潔に保つために必要なのは消毒です
菌やウイルス、汚れは道具の表面につきやすいので、消毒のしやすさが求められます。
消毒しやすい形状
- 凹凸がな
- 平らな形
凸凹があると、隙間に入った菌やウイルスは消毒しにくいですが、平らな面なら簡単に消毒できます。
ハサミに付いた菌は、看護師が使うたびに手につきます。
その手でマスクや髪を直したりすると、自分の顔の周りに菌がいて、そこから口や鼻を通して感染することは想像がつきますね。
自分の身を守るためにも消毒しやすいハサミを選びましょう!
切りやすい

看護師が切るもの
医療用テープ・・・ノリのついたべた付くもの
包帯、ガーゼ・・・布製品
など、一般的なハサミでは切りにくいものを切ります。
ようするに、紙を切ることを目的とした一般的なハサミでは、どうしても使いにくいわけです。
特にテープを切ると、ハサミにテープがくっついてうまく切れません。
看護師はよくテープを切るので『切りやすさ』は絶対に外せない条件です。
切りやすさで重要な要素は2つ
- フッ素樹脂コーティング
(フッ素樹脂加工) - はさみの角度
フッ素樹脂コーティング
(フッ素樹脂加工)
『フッ素樹脂コーティング(フッ素樹脂加工)』
は絶対に外せません。
このフッ素樹脂は、テープのノリが刃面につくことを防いでくれます。

しかし、フッ素樹脂コーティングされていても、ものによってテープがついてしまうものもあります。(質の悪いコーティング)
フッ素樹脂コーティングされているから大丈夫!ではなく、コーティングは最低でもしてないとダメ!と考えておきましょう
はさみの角度
患者さんが巻いている包帯を切る時などで、使いやすさを左右します。
- 一般的なハサミ:持ち手から刃先まで一直線
- 医療用のハサミ:少し角度が付いている
医療用に角度がついているのは切る時にハサミの持ち手が患者さんに当たらず、刃先だけ入ることでスムーズに切れるようにするためです。
ただ角度がついていればいいわけではありません。
角度があることで、患者さんに手が触れないことを確認して選びましょう。

このあと、詳しく紹介します。
はさみの角度もしっかりチェックしよう
携帯性

看護師の仕事は、とにかく動き回ります。
なにかあればすぐに対応できるように、ポケットはいつも仕事道具でいっぱいです。
ハサミも携帯しやすい大きさを考えて選びましょう。
選び方は単純にサイズ感もありますが特に『薄さ』が重要です。
厚みがあるとポケットの中で邪魔になります。

他にも、ストラップがついているタイプや、ハサミ本体にクリップがついていて、ポケットにひっかけられるものもあります。
はさみのサイズは、全体の大きさより厚みが肝心
看護師にオススメのハサミ『ナーサスプロ』
『刃物専門の会社『丸章工業(株)のつくるナーサスプロ』
医療者が使うハサミはこれ一択です。
もうこれ以外は使えないくらい最高のハサミです。
もちろん、看護師のハサミに必要なポイントをクリアしています!
安全性

ナーサスプロの先端は適度に丸みを帯びており、間違って患者さんに刺さらないように配慮されています。
ほとんどの看護師用のハサミは、先端にプラスチックをつけて保護しています。
安全は保証されますが、プラスチックは先が太くなるので、使いにくいです。

ナーサスプロは、先端が丸くなっていますが、太さは変わりません。


私も初めは少し不安だったのですが、使っていて全く問題なし。
逆に細かい細いままなので、細かい作業の邪魔もせず、使いやすくなっています。
清潔
ナーサスプロは『消毒できる』のも大きな特徴です
持ち手のグリップが外れるので、そのまま煮沸消毒にかけることができます。




煮沸消毒のようにしっかり行えるといいのですが、毎日は無理です。
できる範囲で、清潔に保てるのがポイントです。
アルコール綿で簡単に消毒できる
切りやすさ
この切りやすさがナーサスプロの最大のポイント!
これ以上に切りやすくする方法はないくらいに良く作られています。
特に使いやすいポイントを3つに分けてみました。
フッ素加工がすごい
このハサミの素晴らしい特徴が、このフッ素加工です
ナーサスプロは全くテープを寄せ付けません!
本当にテープがくっついてこないので、何枚でもサクサク切れます。
尿管や胃管、点滴ラインを固定するためにテープを切りませんか?
その手技のスピードがハサミで変わるんです!

角度が絶妙


画像でわかるように、ハサミを入れても持ち手が下に当たりません。
ハサミによっては、この角度が浅くて、持ち手があたってしまうものもあります。
手が当たらないことに慣れると、他のハサミが使いにくく感じるほどです。
この使いやすさが癖になると、普通のハサミを使えません
力が入れやすい
ナーサスプロは持ち手と刃が離れているのも特徴の一つです。
持ち手と刃を離なすことで、切っている途中で手に切ったものが当たらない使いやすさを生み出しています。
もう一つの効果として、力が入りやすくなります。


画像を比べると、ナーサスプロの力点と支点は離れているのがわかりますね。
こうすることで『てこの原理』が働き、服や重なった包帯なども楽に切ることができるんです。
私が初めてこのハサミを使うきっかけになったのは、先輩看護師から借りたことでした。
とても小柄な女性看護師で力がなさそうなのに、厚手の布とか、硬いものも平気で切っていくんですよ。
女性でも特に力を使わずに切れるので、とてもオススメです!
残念なところ
どうしても長く使っていると、フッ素加工が剥げてしまいます。
加工が剥げてくると、テープを切った時にのりがついてしまいストレスを感じます。
残念ながら一生ものとはいきません。
私の経験では、2年は十分使えます。
3年目からフッ素加工が剥がれてきたことを実感して、3〜4年で買い替えています。
それでも切れ味や切りやすさは最上級なので、他のハサミを買うつもりはありません。
まとめ
ココがポイント
- 看護師のハサミに求められるものを確認すること
- ナーサスプロは最高に使いやすい
医療現場では、いろんなものを切りますが、絶対に切ってはいけないものがあります。
それは患者さんや、看護師自身です。
そして、道具を介して感染を広げることもあってはなりなりません。
安全・清潔を考え、選ぶときに注意しましょう!
ハサミは、看護師の仕事に最低限必要な道具の一つ。
ナーサスプロを買えば、必ず満足できることをお約束します。
これ以上のハサミは本当にありません