看護師転職の失敗パターン7選!失敗する人に共通する特徴を紹介
転職の失敗なんて、このまま働き続けることに比べたら平気でしょ
転職した人はどんなことに失敗したんだろう?
失敗する人の特徴は自分にも当てはまるのかな?
転職準備をしっかりせず転職すると、失敗する可能性が非常に高いです。
私は2回の転職経験があり、成功と失敗の両方を経験しています。
多くの同僚も、転職の失敗談があります。
失敗談を聞いていたら、一定のパターンがあることがわかりました。
看護師が転職を失敗するパターンと、失敗パターンから見える失敗する人の特徴を紹介します。
この記事を読めば、失敗しない転職活動をすることができます。
看護師転職のよくある失敗パターン7選

転職してから、転職しなければよかった、元の職場に戻りたい、など失敗した悩むことがあります。
よくある失敗したと悩むパターンは下の7つ。
失敗パターン7選
- 職場の環境・雰囲気が悪い
- 業務内容が自分と合わなかった
- 入ってみたら雇用条件が違った
- 転職先も人間関係が悪かった
- 想像よりも収入が低くなった
- 休暇が取れない
- 教育体制が整っておらず何も教えてくれなかった
どれも、転職して気づいた内容です。
詳しくみていきましょう。
職場の環境・雰囲気が悪い
- 助け合う雰囲気がない
- 看護師の退職が多い
- 感染対策や医療安全への意識が低い
働いてから実感することが多い職場環境の悪さ。
入職後、数日で「この職場おかしいぞ?」と気づくことがあります。
翌月には核心に変わり、失敗した!と後悔することに。
業務内容が自分と合わなかった
- 患者さんの気持ちを第一に考えたいのに、業務が優先される環境
- 経腸栄養の投与くらいしか看護師の仕事がない
- 暇すぎて、物足りない
自分の求めている看護と違う職場に転職すると、ギャップで失敗したと感じます。
ギャップを埋めるか、また転職するべきか悩むことに。
私の体験談
私は、病院のような看護を提供する有料老人ホームに転職して、ICUで鍛えた看護技術を活かそうとしました。もちろん、面接でも「ぜひその力を発揮してほしい」と言ってもらえてました。しかし、入職すると「病院じゃないから」とアセスメントや看護介入を否定されることばかり。病院や施設の意向とスタッフの意向が合っていないことがあると学びました。

面接だけでは見えてこないこともあります
入ってみたら雇用条件が違った
- 昇給がある話だったのに、昇給がない
- 配属先を約束してたのに、違うところに配属された
- 提示されていた手当がついていない
面接や条件交渉で約束したのに、入職したら約束を破られたパターン。
入職後に予定と違うと訴えても、口約束だと流されてしまいます。
特に、手当などは生活に関わるので致命的です。
私の体験談
「100万円の減額になるけど、生涯年収は転職した方があがります」と言われて、昇給していけば年収があがるかと考え転職しました。しかし、昇給時期になっても昇給がないため、就業規則を確認すると、昇給については記載されておらず。契約書にも「昇給:会社の業績により、昇給することがある」と曖昧な表現をされていることに気づき、失敗したと悔やみました。
転職先も人間関係が悪かった
- 無視される
- 中途採用への風当たりが強い
- 手伝ってもらえない
人間関係がつらくて転職したのに、転職先も人間関係が悪かった。
こんな話は、当たり前のようにあります。
特に、中途採用に冷たい職場は少なくありません。
教えてもらえない、職場に馴染めないと悔やむことも。
私の体験談
エビデンスに基づいた看護を訴えていたら、理屈っぽいと疎まれ、陰口を叩かれるようになりました。ICUではエビデンスや看護介入の根拠を言語化できないとダメでしたが、転職先では言語化すると嫌われるギャップに苦しみました。ICUとは違う人間関係の悪さがあったので、転職すれば悪い人間関係から解放されると考えるのはやめましょう。
想像よりも収入が低くなった
- 人手不足で夜勤を6〜7回入ってた人が、転職後は4〜5回に減ってしまった
- 定時に仕事が終わって、時間外手当がもらえなくなった
ワークライフバランスは整ったけど、収入は激減したパターン。
夜勤の回数が減ると、月で2〜3万円の減収になるので、かなり生活にダメージがでます。
私の体験談
年収が下がった分、夜勤回数で回収しようとしましたが、「みんな夜勤やりたいっていうから、融通はできないよ」と断られました。私のように夜勤回数を増やすことを却下される可能性があるので、基本給が下がっても夜勤やれば大丈夫!と安易に考えて転職するのはやめましょう

転職して給料が下がるのは自分だけじゃないってことですね
休暇が取れない
- 夏季休暇、冬季休暇が少ない
- 5連休以上取れない
- 希望が入れられない
連休や休暇希望は、職場の雰囲気や上司の考え方次第で大きく変わります。
同じ病院でも、病棟が違えば休暇のとりやすさが変わるので、入職しないとわからないところ。
病院を選べば、長期休暇がとりやすいところもあるので、情報収集は重要です。
私の体験談
私の職場は、希望しても7連休が限度です。しかし、私の知り合いの職場は、強制的に14連休前後を夏と冬で取らされます。知り合いは、「病院の決まりで勝手に14連休になるけど、好きな時にとれるわけじゃないから」と文句を言っていましたが、私からすれば贅沢な悩みだと感じます。

ワークライフバランスを優先するなら、年休の確認だけでなく、連休のとりやすさなども情報収集しましょう
教育体制が整っておらず何も教えてくれなかった
- 経験のない診療科なのに教えてもらえない
- 経験年数が浅いのに、指導してもらえない
中途採用は即戦力と考えている病院では、教育するつもりはありません。
新しい診療科にチャレンジしたい、経験が浅くて不安な人は、教育体制の整っている病院を探しましょう。

転職で後悔しないために必要なことは『看護師が転職で後悔しないために|実際の経験からわかったやるべきこと』を参照。
看護師転職で失敗する人の5つの特徴

失敗パターンを見てきましたが、「失敗する人」にもパターン(特徴)があります。
転職失敗する人の特徴
- 焦って転職先を決めてしまった
- 自己分析が不十分だった
- 転職先に求める優先順位が整理されていない
- 求人の情報収集が足りていない
- 一人で転職活動を進めてしまう
転職で失敗する人は、転職準備で失敗しています。
転職の流れは「看護師転職の流れを10ステップで紹介|具体的な方法を準備から解説 」で解説しています。
焦って転職先を決めてしまった
- 仕事が辛いから、今すぐ転職したい
- これ以上、悪い職場なんてないはずだ
- 勢いで退職しちゃって、仕事がない
仕事の不満で転職に逃げる人は、失敗する人の代表です。
- 仕事が辛いのはなぜか
- 辛い原因は、本当に改善できないものか
- 転職以外に、本当に方法はないのか
- 転職先は、退職した理由を本当に改善できるのか
転職せずに解決できるものはありませんか?
転職したいとおもった時は、まずは深呼吸しましょう。

いくら辛くても、新人看護師は転職なんて考えちゃダメですよね?
そんなことありません。むしろ積極的に転職するべきです

新人看護師の転職に、否定的な意見も多いですが、そんなことはありません。
むしろ、転職するなら早く転職するべきです。
新人看護師の転職について『新人看護師が転職を急ぐべき理由5選【院内教育担当者の体験談あり】』をご参照ください。
自己分析が不十分だった
自分が何のために転職したいのかを明確にしないと、必ず失敗します。
転職する理由は大きく分けて3つです。
- 職場への不満
- キャリアアップ
- 生活スタイルの変化
「生活スタイルの変化なら、生活にあった求人」
「キャリアアップならキャリアアップ実現させる求人」
と、具体的な求人イメージがあります。
「職場への不満」のみで転職する人には、転職に対する具体的なイメージはありません。
- 自分がなぜ転職したいのか
- 転職して何を実現させたいのか
- 将来的にどんな看護師になりたいのか
- どんな生活をしていたいのか
- 自分に何ができるのか
自分をしっかり分析して、求人を探しましょう。
自己分析の具体的な方法は「理想の看護師を目指して転職するための準備|キャリアの棚卸しが重要」を参照。
自分1人で自己分析する自信がない人は、キャリアプランの相談ができる看護師転職の利用をおすすめします。
専門的な視点から、客観的にサポートしてくれますよ。

転職に求める優先順位が整理されていない
自分の求める条件を100%満す求人はありません。
- 定時出退勤で、仕事ものんびりしてるけど、年収は600万以上
- 夜勤なし、年休120日以上で年収600万以上
なんとなく「こんな求人はないよね」と理解できると思います。

自分が求める求人がないなら、何を基準に転職すればいいんですか
大切なのは、自分が転職で何を得たいか明確にすると『転職の軸』を決めることです。
単純な方法は
転職に重点を置く3つを選ぶ、その後1つに絞る
です。
- 希望条件
- 年収:600万以上
年休120日以上
診療科:循環器
通勤距離:20分以内
業務量:残業なし
夜勤:なし
を望むなら、そこから
- 希望条件の絞り込み
- 年収:600万以上
診療科:循環器
通勤距離:20分以内
まで絞り
- 最優先条件
- 診療科:循環器
と軸を絞っていきます。
こうすれば、
- やりたい診療科を探し
- その中で給料と通勤距離を比較
- その他は妥協する
ことができます。
失敗する人の典型例
最優先条件が『診療科』なのに、『年休に目がくらむ』『年収いい方がいいよね』など、軸からブレた行動をする人
軸をしっかり持って、自分のやりたい仕事を探しましょう。

自分が何をしたいかなんてわかりません
そんな人は、自分のキャリアプランを見直すことをおすすめします

キャリアプランの重要性については「看護師のキャリアプランは超重要|5つのプランと実現させる具体的行動を解説」で解説しています。
求人の事前調査が足りていない
転職してから気づいては、取り返しがつかないのに、転職先の情報収集を適当にする人が多すぎます。
情報収集は徹底しましょう。
情報収集方法
- 口コミサイトを利用する
- 実際に見学する
- 転職先に知り合いがいないか探す
- 看護師転職サイトを利用する
口コミサイト
口コミサイトは、実際に働いているor働いたことのある人の口コミが載っています。
生々しい内容が多いので、必ず目を通しましょう。
実際に見学する
実際に見学に行くのもマストです。
求人から見えてこない、通勤の利便性、職場の雰囲気などを知ることできます。

職場の雰囲気なんて見学だけじゃわからないですよ?
雰囲気の良し悪しは、あいさつの有無でわかります。
見学者に挨拶してくれる病院は、雰囲気がいい病院です。
雰囲気が悪い病院は、気持ちに余裕がないので、見学者なんて目に入りません。
挨拶だけで、職場雰囲気の90%はわかります。
転職先に知り合いがいないか探す
実際に働いているスタッフから話を聞くのが一番です。
近くの病院なら、知り合いが働いていないか確認してみましょう。
この時の注意点は、職場の同僚に悟られないようにすること。

転職活動しているとバレると、引き止めにあったり面倒ごとが増えます
看護師転職サイトを利用する
看護師転職サイトは、転職サポートの実績や転職者アンケートを通して、豊富な内部情報を持っています。
内部情報をもとに、自分に合う環境なのか、転職に求めているものが満たされるのか確認しましょう。
私の体験談
転職活動中、求人を比較していると「そちらの求人は、ヤマヒロさんの職場と比べると、感染対策ができていません」「教育体制が整ってないので、経験がないならやめておいた方がいいかもしれません」など、かなり詳しく教えてくれました。今の職場環境と比較したアドバイスまでもらえるのは、とても頼りになります。

転職者に合わせたアドバイスは心強いですね
一人で転職活動を進めてしまう
相談する相手がいると失敗しにくいということが、失敗する人の特徴からわかってきます。
- 焦って転職先を決めてしまった
- 自己分析が不十分だった
- 転職先に求める優先順位が整理されていない
- 転職先の情報収集が足りていない
どれも、誰かに相談できれば客観的な視点も入り、転職に成功しやすくなります。
1人で行動せず、看護師転職サイトを有効利用しましょう。
看護師転職サイトは、
- 求人検索
- 比較
- 内部情報収集
- 自己分析のサポート
- 条件提示と交渉
- 退職サポート
- キャリアプランの相談
など、転職に関するサポートが充実しています。
転職に失敗しないためにも、利用することをおすすめします。
参照 看護師が転職先を自分で探す方法5選|看護師転職サイトの併用がおすすめ
転職で失敗したくないなら看護師転職サイトを利用しよう

転職が頭にちらついたら、利用を開始しましょう。
看護師転職サイトに登録しても、転職をしない選択肢も残るので安心してください。
転職に失敗しないために必要なのは下の通り
転職に失敗しない5つの心得
- 転職を焦らない
- 自己分析を徹底する
- 転職先に求める優先順位を整理する
- 転職先の情報収集を徹底する
- 求人の比較
仕事が忙しく、求人を探したり、日程調整する時間がなくても、看護師転職サイトならすべて代行してくれます。
しっかりサポートしてもらうことで、時間に余裕もでき、自己分析、優先順位の整理、情報収集、求人の比較ができます。
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病院の特性、病院の内情がわかっているアドバイザーが担当になるから安心ですね。

アドバイザーの対応、紹介求人の質、交渉力で3冠を獲得している実力は頼りになります
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病院で働きたくない、看護師以外の仕事がしたい
そんな希望も叶えてくれるのがマイナビ看護師です。
企業への就職であれば、グループ内の企業担当から採用面接の対策をしてもらえます。

私もマイナビ看護師で転職して、株式会社に就職しました。
病院とは違い、企業理念の理解度や、自分がどう役に立つのかなどアピールする必要があったのですが、事前に企業担当のコンサルタントが対策してくれていたので、安心して挑むことができました。
看護師だからって病院に縛られる必要はないですよ!
看護のお仕事|相性のいいアドバイザーに出会える
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MCナースネットは、常勤だけでなく、単発アルバイトや派遣看護師の求人も多く取り扱っています。
特に、ツアーナースやイベントナースなど、レア求人も豊富なのが特徴。
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会員数は180,000人を超え、求人数も20,000件以上と豊富。
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看護師転職サイトって使わない方がいいって聞いたことあるけど
なんか不安…

看護師転職サイトを使わない方がいいのか気になる方は「看護師転職サイトを使わない方がいい5つの理由|自分で求人を探す方法を解説」を参考にしてください。
まとめ

看護師が転職で失敗するパターンは以下の7つ
失敗する7つのパターン
- 職場の環境・雰囲気が悪い
- 業務内容が自分と合わなかった
- 入ってみたら雇用条件が違った
- 転職先も人間関係が悪かった
- 想像よりも収入が低くなった
- 休暇が取れない
- 教育体制が整っておらず何も教えてくれなかった
失敗しないためには、転職を焦らず、自己分析を徹底して転職準備をしましょう。
転職する軸を決めれば、求人の比較もしやすくなります。
もちろん、情報収集も徹底してください。
失敗をしないために、看護師転職サイトを利用するのはとても効果的です。
自分1人で頑張らず、サポートしてもらいなら、転職を成功させましょう。
