看護師

男が看護師になるメリット・デメリット|経験と将来性や展望からの結論

『看護師といえば女性』の印象はまだまだ残ってますね。

そんな中、男の看護師が増えてきているのは知っていますか?

平成20年に5.1%(44.884人)だったところ、平成30年には7.8%(95.155人)まで増加してきています。【参考】厚生労働省

まだ全体の10%にも満たないですが確実に増えていて、私の職場の男性看護師は2割近くいます。

『男が看護師?』と思われるかもしれませんし、抵抗を持っている人もいると思います。

しかし、男が看護師になるメリットはたくさんあります。

私も20代前半の看護師になりたての時は、男性看護師の将来について悩みました。

しかし、30代になった現在は『男だからこそ看護師もありだな』って思えることがたくさん出てきました。

今回はそんな私の実体験も踏まえながら男が看護師になるメリット・デメリットを説明したいと思います。

こんな方におすすめ

  • 男性が看護師になるメリット
  • 男性看護師の将来
  • 男性看護師のデメリット
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はじめに

メリットとデメリットを天秤にかけている図の画像

ココがおすすめ

  • 仕事を失わない
  • 管理職になりやすい
  • シフト制のため休みが自由にとれる
  • 社会的信用度が高い
  • 看護師は男性が重宝される時代になる
  • 起業できる

ココがダメ

  • 年収が一般の平均に比べて低い
  • 連休が取りにくい
  • あくまで女性の職場

どんな仕事にもメリット・デメリットは存在するものです。

私は何も考えず、看護師の世界に飛び込んだので、働き方や給料のことなど考えていませんでした。

このメリット・デメリットは実際に働いて、他の仕事と比べたり、自分が生活していく上でよかったことや悩んだことをまとめたものです。

では、細かくみていきましょう。

メリット1 仕事を失わない

メリットの画像

一番のメリットは仕事を失わないことです。

  • 病院や施設の数だけ看護師の職場は存在する
  • 医療は無くならない
  • 女性は結婚などライフスタイルの変化でやめていく人が多い
  • キャリアアップで転職していく人が多い

のが特徴です。

そのため、多くの施設は看護師確保に追われていて、求人を出していない病院や施設は珍しいです。

給料や年間休日は職場によって変わるので、良質な求人に出会う努力は必要になりますが、職場を選べるのはかなりのメリットですね。

どんな土地でも求人があるので、働きたいところで働けます

メリット2 管理職になりやすい

男性は結婚してもライフスタイルの変化が起こりにくく、管理職としても重宝されます。

特に、急性期病院の若い看護師は、経験を積むために働いていることが多く、ある程度の年数でやめていきます。

辞めずに働いていても、女性は産休や育休などで休みに入ったりするので、管理職になるのは家庭が落ち着いてからになります。

実際に私は看護師歴7年目(31歳)で主任になることができました。

先輩たちが辞めたり、家庭を優先にして管理職の話を断ったので、話が私に回ってきたようでした。

出世のチャンスはたくさんあります

メリット3 シフト制のため休みが自由にとりやすい

ワークライフバランスが取れている画像

病院は入院患者がいるので、世間の休みは関係ありません。

仕事はシフト制なので、休みたい日があれば希望して休みを取ることができます。

20代の頃は、夜勤後に連休を希望して旅行にいったり、遊びに行ったりしました。

30歳を過ぎて、子供ができてから実感するのは

『子供のイベントにすべて参加できる』

ということです。

これは私にとってはとても充実したものになりました。

一般的な会社に働いている男性は、子供のイベント(定期健診や授業参観など)に全部参加することは難しいです。

ヤマヒロ
私は子供のイベントがあれば全て参加しています。

3ヶ月検診などいくと、父親が一緒にきている家族は少ないので、一般職との差を感じますね。

もちろん幼稚園の授業参観も参加しています。

子供の成長をずっと見ていけるので、ワークライフバランスのとれたかなり充実した日々を送ることができています。

男性看護師の育児参加率はかなり高いです

メリット4 社会的信用が高い

ヤマヒロ
あなたの仕事はなんですか?

こんな質問をされたとしても『看護師です』と言えばだれもが理解してくれます。

結婚する時、男が看護師をしていることに相手の両親がどう反応するか心配でしたが、「看護師さん、大変なお仕事ね」と、かなり好反応でした。

看護師は、どんな仕事をしているのか世間でもわかりやすい仕事なので、それがよかったんだと思います。

一般の会社では、よほど有名な会社でなければ、どんな仕事をしているのかわかりにくいものです。

ヤマヒロ
看護師ってわかりやすい仕事でよかったと思いました。

さらに実感したのは家を建てるときの審査でした。

〇〇師や〇〇士などのいわゆる「師(士)業」は信用を得やすいと聞いていましたが、なんの問題もなく審査を通過しました。

社会的信用は対人でも、対社会でも通じるのは助かりました。

社会的信用度は重要です

メリット5 看護師は男性が重宝される時代になる

2025年問題や2040年問題を知っていますか?

ものすごく単純に話すと

「超高齢化社会がさらに進んで、高齢者だらけになってしまうよ」問題

です。

その区切りの年が2025年と2040年になるんですね。

看護師の働く場所も、病院から訪問看護など在宅で過ごす方への看護が主流になっていきます。

訪問看護は、1~2名の看護師が利用者さんの家に出向いて看護を行います。

自分で動けない人の看護は力仕事になるので、男性看護師の活躍の場になりますね。

今はまだ少ない男性看護師だからこそ、今から目指せば希少ゆえに需要が生まれます。

「男の看護師さんは優しいよね」と男性看護師はおばあちゃんに人気です

メリット6 起業できる

起業家が握手をしているイメージ画像

私が看護師になった時の一番の悩みは『男性看護師に将来はあるのか』ということでした。

女性の職場で、男性看護師のキャリアが確立されていない世界だったからです。

管理職になれず、一スタッフとして働く50代を想像すると不安だらけでした。

しかし、今は違います。

先にも紹介しましたが、これからの時代は訪問看護です。

なんとこの訪問看護は『看護師の資格で起業できる』んです

もちろんリスクはありますが、起業して自分の会社を持つことができるのは、看護師として得られる最大級の結果だと思います。

ぜひ、ここを目標に頑張ってもらいたいです。

看護師の起業家は増えています

デメリット1 年収が一般の平均に比べて低い

デメリットの画像

『看護師の給料は高い』と思われがちですが、これは少し間違ってます。

看護師の給料は夜勤手当が大部分を占めています。

夜勤手当一回1万5千円くらいが月4回として、夜勤手当だけで月6万、年で72万も収入が変わります。

看護師は2年目くらいから年収で500万円前後もらいますが、その内70~100万は夜勤手当てです。

そして、看護師の基本給はほとんどあがりません。

職場にもよりますが、年1回5000円前後の昇給です。

結果、20~30代は同世代より収入がいいですが、40~50代では同世代より劣ります。

ヤマヒロ
子供が大きくなってお金が掛かる時期を迎える40~50代の年収が低いのは辛いところです。

全世帯の平均年収よりはもらえます

デメリット2 連休が取りにくい

カレンダーの上を走る車。連休ドライブをイメージした画像

メリットで休みが自由に取りやすいと書いたのに、矛盾を感じるかもしれません。

この違いは、単発(1日休みや2〜3連休)は簡単に調整できてイベントに参加はできますが、1週間などの長期連休は取りにくいということです。

カレンダー通りの休みがある仕事は、年末年始やゴールデンウイーク、お盆付近で長期連休が入ります。

しかし、看護師に世間の休みは関係ないので、その時期もしっかり仕事をしています。

連休を取るためには、職場のスタッフと勤務調整が必要になるので、自由が利きません。

看護師の求人にはこんな文言がたまにあります。

『毎年、7連休取得可能』

ようするに、「7連休以上って普通とれないよね」ってことです

連休がとりにくい業界であることがとても伝わる一文だと思います。

しかし、私は長期連休がとれなくても困ったことはありません。

なぜならゴールデンウィークや年末年始の世間が休みの時期に休んでも休んだ気がしないからです。

看護師は平日休みが取れるので、土日祝日の休みはどこも人混みになることから、嫌う傾向にあります。

連休は

世間の休みの時期にもらう 世間が働いている時にのんびり休みたい

と考えているので、働き慣れると大きなデメリットではなくなります。

世間の休みとずらすと宿泊施設の料金も安くなるので、うまく使えばメリットにもなりうるデメリットです

デメリット3 あくまで女性の職場

女性看護師の画像

男性看護師が増えてきたとはいえ、看護師は女性の職場です。

どんなにがんばっても、女性の力が強くなります。

『かかあ天下、尻に敷かれる夫』ではありませんが、女性を立てながら働いていくのは、たまに心が折れます。

特に注意が必要なのは、愚痴のとらえ方です。

仕事の愚痴はつきものですが、愚痴についてのとらえ方は男女で異なります。

男:改善を求めていることが多いので、話を聞き解決策を考えることが必要

女:改善策が欲しいのではなく、話を聞いてほしいという思いが強い

こうしたらいいんじゃない?って意見があってもそれを言ってしまうと関係性が崩れてしまいます。

女性の愚痴はとにかく聞くことに徹して、意見をしてはいけません。

これは看護師として働くうえでとても重要なことであり、気をつかうところです。

働いていれば慣れるので安心してください

まとめ

男性看護師メリット・デメリット

ココがポイント

  • 男性が看護師になるメリットは多い
  • 看護師は起業できる
  • ワークライフバランスがとりやすい
  • 世間の休みとズラせるから、ゆっくり休める
  • 女性の職場ということはわきまえる必要がある

いかがでしょう?

看護師としてのやりがいも大事ですが、看護師になって得られるメリットにもみてみてください。

特に私は家族のイベントを大切にできることに幸せを感じています。

子供の成長をしっかり見ていけることは父親としてこの上ない幸せです。

若い時にお金がある程度あって遊べて、子育て時期に家庭を大事にして、将来的には起業する。

こんな人生も悪くないのではないでしょうか。

  • この記事を書いた人

yamahiro

看護師ブロガー ICU8年、主任も経験。教育委員、主任会リーダー、新人教育担当。 転職して、今は訪問看護の世界へ。 看護師のキャリア形成を大切にしながら、プライベートも充実させたい。 看護師を全力で楽しむ方法を発信します。

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