
こんな働き方を考えて事はありませんか?
看護師の連休は1週間が相場で、2週間以上休むことはできません。

しかし、派遣看護師ならそんな夢も叶えてくれます。
他にも、週3日のシフト制と単発の仕事をミックスして働くなど、自由な働き方も可能です。
この記事を読めば、派遣会社の仕組みと、常勤と派遣看護師の働き方の違いがわかり、派遣看護師のメリット、デメリットを知ることができます。
こんな方におすすめ
- 派遣看護師に興味のある人
- 働き方を自分で決めた人
- 子育て中のママ
- 定期的に長期休暇をとりたい人
- 人間関係に悩んでいる人
- 正規職員で入職する前に職場の雰囲気を知りたい人
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派遣看護師の働き方がオススメの人
派遣看護師の働き方がオススメな人
- 短期間でしっかり稼ぎたい
- 長期休暇が定期的に欲しい
- 委員会や勉強会に参加したくない
- 残業・サービス残業をしたくない
- 自分で働くペースを決めたい
(子育て世代にもオススメ) - 正職員で契約する前に、職場の雰囲気をしっかり確認したい
- 人間関係が面倒
上記の人にはとても魅力的な働き方です。
なぜこのような働き方が可能なのか、派遣会社の仕組みから解説していきます。
派遣看護師と正職員の大きな違い
派遣看護師と正規職員は、雇用形態が違います。
正規職員は働く施設との直接雇用ですが、派遣看護師は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社から働く施設へ『派遣』されます。
派遣先では、施設からの業務命令に従って働きます。
しかし、雇用契約は派遣会社と結んでいるので、給料や待遇面は派遣会社より支払われる形になります。


派遣看護師の派遣期間は自由に決められる
派遣看護師は、働く期間を自由に決めることができます。
契約期間は最短1日〜可能で、最長は3年まで働くことができます。
派遣先は、業務配分の責任者が異なれば違う派遣先と区別されるため、同じ病院でも病棟を移動すれば3年を超えても働き続けることは可能です。
労働派遣法で働ける施設は決められている


看護師の派遣業務は、2006年から条件付きで改定されています。
看護師の派遣先は、労働派遣法で定義される医療機関以外の施設になります。
派遣OKの施設
(労働派遣法で医療機関とされていない施設)
- 有料老人ホーム
- デイサービス
- 社会福祉施設
(保護施設 児童福祉施設 障害者施設など) - 健診センター
- 保育園
- 特別養護老人ホーム


派遣NGの施設
(労働派遣法で医療機関と定める施設)
- 病院
- クリニック
- 介護老人保健施設
(訪問入浴介護・訪問予防入浴介護を除く) - 患者の自宅(=訪問看護師など)
- 助産所

派遣NG施設でも働ける除外要件
- 紹介予定派遣
- 育児・介護休業中の人の代役
以上の除外要件をみたせば、病院などでも派遣看護師が働くことができます。
紹介予定派遣は、3〜6ヶ月後に直接雇用に切り替わることを前提とした派遣
ある程度大きい病院は、産休・育休の看護師は一定数いるので、派遣先として病院もOKになります。
労働派遣法の結果、派遣看護師が働ける派遣先を多い順で並べると
- 社会福祉施設・介護施設など医療機関とされない施設
- 除外要件を満たした医療機関
- 離島や僻地(リゾート派遣)
になります。
労働派遣法に触れましたが、派遣看護師は深く考えなくてOK。派遣先として認められていないところは求人として紹介されないので安心してください
給料は時給制
派遣看護師の給料は時給制です。
働いた分しっかりもらえるので、月収は正職員より高くなることが多いです。
雇用形態 | 時給(時給換算) |
派遣看護師 | 1500円〜2500円 |
パート契約 | 1200円〜1800円 |
正規職員 | 1200円〜1800円 (サービス残業あり) |
正職員は時給換算にするとかなり安く、そこに委員会業務や、サービス残業も加わるので、さらに割安になります。
首都圏での派遣看護師なら時給2000円以上が相場なので、短期間で稼ぎたい人にはオススメです。
派遣看護師のメリット
派遣看護師の働き方が見えてきたところで、派遣看護師として働くメリットを見ていきましょう。
ココがポイント
- 短期間でしっかり稼げる
- 仕事と休みのバランスを自分で決められる(長期休暇も取れる)
- 子育て世代のワーママにもオススメ
- 看護以外の仕事は求められにくい
- 残業は少なく、残業すれば残業代はしっかり出る
- 人間関係に悩みにくい
- 正職員になる前に職場の雰囲気を知ることができる
- 派遣先での面接や書類選考はない
とてもたくさんのメリットがるので、細かく解説していきます。
短期間でしっかり稼げる
時給が高いため、月収は正職員より高くなります。
参考
完全週休2日制で働いた場合
時給 2000円✕8時間労働✕21日間
月収 33,6000円
日勤専従者の給料は、月21〜28万円程度なので、かなり高めの給料になります。
さらに夜勤も行えば夜勤手当が追加になるので、月収40万円を目指すことも可能です。
仕事と休みのバランスを自分で決められる(長期休暇も取れる)
派遣看護師だから選べる働き方
- 週4日勤務
- 夜勤専従
- 日勤専従
- 午前、午後の半日勤務
- 単発派遣
- 週4日勤務+単発
派遣看護師なら自由に働き方を決めることができます。
働く期間も3年以内なら自由に決めることができるので
6ヶ月働いて1ヶ月休む
1年働いて2ヶ月休む
など、好きな期間働き、休みを取ることができます。
派遣看護師の中には、1〜2ヶ月の長期休暇を定期的にとって、
ポイント
- 海外を旅するバックパッカー
- 冬の期間はスノーボードに専念
(遊びやインストラクターなど) - 夏は海でサーフィンに専念
(遊びやインストラクター、ライフセーバーなど)
と、季節に合わせて看護師以外の仕事を楽しむ人もいます。
看護師だけに囚われた生活から逃げ出すこともできます
自由な働き方ができるので、子育て世代のワーママにもオススメ
派遣看護師なら、働く時間や曜日も交渉できるので、子育て世代にもオススメです。
正規職員の子育て問題
- 時間外労働で、保育園や幼稚園のお迎えに間に合わない
- 土日も働く必要がある
- 子供の長期休暇に合わせて休みがとれない
- 日勤専従になると給料が低い
- 正職員は勤務の融通がきかない

こんな悩みを解決できるのが派遣の強みです。
派遣看護師なら
- 派遣時に働き方を交渉できる
- 高時給案件が多いので、安定した収入を得られる
- 子供に手のかかる時期だけ派遣看護師として働き、落ち着いたら病院と直接雇用契約を結ぶこともできる
この強みを活かすことで、ワーク・ライフ・バランスの取れた生活を手に入れることができます。
看護以外の仕事は求められにくい
派遣看護師の雇用先は、派遣会社で、病院は派遣先です。
正規職員は、委員会を任されたり、残業もつかずに勉強会や病棟会への強制参加を求められますが、派遣看護師なら、組織の業務は回ってきません。
余計な仕事を抱えなくていいのもオススメポイントです。
派遣看護師なら、煩わしい仕事を任される心配はない
残業は少なく、残業すれば残業代はしっかり出る
派遣看護師の給料は、派遣会社から払われています。
病院の職員ではないので、時間外になる業務を任されることは少なくなります。

時間外が発生したのに病院が認めない場合、派遣会社に報告して請求することができますので、残業代が保証されます。
無駄な残業や、サービス残業はない
人間関係に悩みにくい
正規職員は、その施設で生き抜く必要があるので、人間関係を良好に保つ努力が必要です。
怖い看護師や嫌いな先輩がいても、耐え抜くしかありません。
派遣看護師なら、派遣期間が決まっているので深い関係を気づく必要はありませんし、嫌な人がいても「半年だけだし」と割り切って関わることができます。
人間関係で疲れてしまう人にとって、割り切った関係を保てることはとても魅力的です。
期間が決まっているので割り切った関係性を保てる
正規職員になる前に職場の雰囲気を知ることができる
正規雇用で転職する場合の流れ
step.1
短時間の職場見学
step.2
面接
step.3
就職
- スーツで施設内を案内してもらう
- 働いている姿を遠くからみる
- 面接で看護の偉い人の雰囲気を知る
この短時間の職場見学だけで職場を決めることになります

紹介予定派遣を利用するメリット
- 3ヶ月〜6ヶ月の期間をかけて、職場の雰囲気などを知ることができる
- いい職場ならそのまま就職する
- どうしても合わない職場ならお断りできる
正規職員で入職してから職場に合わず、退職するのはかなり気まずい流れになります。
このようなミスマッチを防げるのも、派遣看護師の大きなメリットです。
紹介予定派遣を利用することで、職場とのミスマッチをなくす
派遣先での面接や書類選考はない
派遣看護師は一定の期間働いたら、また新しい派遣先へいきます。
転職なら施設を変える度に面談や選考がありますが、派遣看護師はありません。
雇用契約は派遣会社と結んでいて、施設へは派遣会社と施設の契約で看護師が派遣されるからです。
法律でも派遣先での面接や書類選考は禁止されているので、煩わしい採用手続きがなく働けます。
派遣看護師のデメリット
ココがダメ
- 月収はいいけど、年収は低い
- とても働きやすい職場でも、3年までしか働けない
- 即戦力を求められる
- 一定以上のコミュニケーション能力は求められる
- 医療事故の保証があいまい
月収はいいけど、年収は低い
派遣看護師にはボーナスや昇給はありません。
ボーナスがないと、月収は正職員より高いですが、年収にすると低くなってしまうのが実情です。
参考
派遣看護師
月収 336,000円✕12ヶ月
年収 403万円
日勤専従
基本給26万円、ボーナス年間4ヶ月分
260,000円✕12ヶ月=3,120,000円
260,000円✕4ヶ月=1,040,000円
年収 416円
短期間なら高給料ですが、1年以上働く場合の年収は高くないので、お金だけを考えるならメリットは少なくなります。
派遣看護師の年収は低い
とても働きやすい職場でも、3年までしか働けない
法律で、派遣は3年までと決まっています。
派遣先の雰囲気がよくてずっと働きたくても、3年までしか延長することができません。
3年以上は部署を変更する必要がありますが、部署が変わると世界が変わるのが病院の世界です。
働き続けたくなったら、病院と直接交渉して、派遣看護師を辞めて、正規雇用に切り替えてもらいましょう。
即戦力を求められる
施設にとって、派遣看護師は短期間の人員補充です。
給料も正規職員より高く払っている分、即戦力で活躍してもらいたいと考えています。
最低限の看護技術
- 褥瘡処置
- 移乗、移送
- 排泄介助
- 食事介助
- 採血
- ライン確保
- 血糖測定、インスリン注射
- バイタルサイン測定、フィジカル
- 状態変化時の対応
など
派遣会社によって、看護技術を確認するアンケートもあります。
派遣看護師は、基礎看護技術はできて当たり前で、業務は短時間で覚えることが求められます。
教育制度がない施設がほとんどです。
どこでも働ける技術と柔軟性が求められる働き方になります。
基礎看護技術は必須
一定以上のコミュニケーション能力は求められる
人間関係から開放されるメリットがある一方、コミュニケーション能力は必要になります。


派遣看護師は、定期的に派遣先が変わるので、関わる人も変わります。
職員の名前を覚えたり、自分のできること、できないことを知ってもらう必要があります。
派遣先なので、報告・連絡・相談は正社員以上に必要なコミュニケーションです。
業務以上の関係を気づく必要はありませんが、派遣先が変わる度に関わる人が変わるので、初対面の人でも一定以上のコミュニケーションをとるスキルは必要です。
医療事故の保証があいまい

派遣先の施設でトラブルが合った場合、業務命令やシステムに問題があれば施設側で責任をとってくれます。
しかし、病院との雇用契約を結んでいるわけではないので、病院が全力で守ってくれるかは疑問が残ります。
患者さんを誤って傷つけてしまったり、ものを壊してしまうことがあるかもしれません。
派遣会社によっては、看護賠償保険に無料で加入させてくれます。
自分を守る上でも、個人で保険を準備するか、無料加入させてくれる派遣会社を選びましょう。
まとめ
派遣看護師はこんな人にオススメ
- 短期間でしっかり稼ぎたい
- 長期休暇や週4日勤務など自分で働くペースを決めたい
- 子育て中のワーママ
- 委員会や勉強会に参加したくない
- 残業やサービス残業をしたくない
- 正職員で契約する前に職場の雰囲気をしっかり確認したい
- 初めての環境でも必要なコミュニケーションは取れる
派遣看護師なら、正規雇用ではできない自由な働き方を手に入れることができます。
また、紹介予定派遣を利用すれば、働かないと気付けない職場の雰囲気を知ってから転職することも可能です。
ミスマッチを少なくした転職を叶えるために利用する人もいます。
わからないことは派遣看護師支援サイトのコンサルタントがしっかり教えてくれます。
派遣会社によって、扱っている求人や派遣後のフォローなど、特徴は異なるので、それぞれ登録して確認してみましょう。