新人の転職方法

看護師3年目で転職できる5つの理由|転職を成功させる方法を解説

看護師3年目で転職できる理由と成功方法
  • 看護師3年目なら転職していいでしょ?
  • 看護師向いてないから、病院以外で働きたい
  • プリセプターとか嫌だし、任される前に辞めたい

看護師3年目は転職せず、4年目まで我慢することをおすすめします。

新人看護師と位置づけられる看護師3年目より、4年目の看護師の方が、市場価値は高く、求人の選択肢も増えるからです。

では、看護師3年目の転職は難しいのでしょうか?

実は、看護師3年目だからこそ、強みがあり、転職のチャンスが生まれます。

この記事では、看護師3年目で転職する5つのメリット、看護師3年目で転職しない方がいい理由、転職を成功させる方法を解説します。

自分の強みを理解し、転職を成功させる方法を実践することで、満足できる転職が叶います。

ぜひ、最後まで読んで実践してください。

看護師3年目も転職できます

看護師3年目でも転職できる

看護師3年目は新人教育の途中ですが、新人看護師ということが強みになります。

教育途中だからこそ、看護師としてクセがなく、新しい環境に馴染みやすいです。

看護師3年目になれば、基礎看護技術・知識は取得しています。

新人教育は、病院にとってコストの掛かる作業です。

教育コストを掛けず、戦力になる若手が転職してくるのは、病院にとって魅力的な人材になります。

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看護師3年目で転職する5つのメリット

看護師3年目で転職できる理由と成功方法|看護師3年目転職する5つのメリット

転職するためには、看護師3年目の持つ強みと、病院の需要を知る必要があります。

看護師

需要と供給ですね

看護師3年目で転職する5つのメリットは下記の通り

メリット

  • 体力があり、戦力になる
  • 仕事を覚えるのが早い
  • 柔軟性があり、職場の雰囲気ややり方に馴染みやすい
  • 基礎看護技術、基礎知識を身につけている
  • キャリアアップに繋がる転職がしやすい

若さは今しかない強みです

体力があり、戦力になる

20代の看護師3年目は、とにかく体力があります。

夜勤も積極的にこなし、元気に働いてくれるので、戦力として頼りになります。

病棟として欠かせない存在です。

仕事を覚えるのが早い

経験が浅いからこそ、先入観なく指導を受けられるので、仕事をすぐに覚えてしまいます。

指導側にとっても、ベテランを教えるより教えやすい、というメリットもあります。

柔軟性があり、職場の雰囲気ややり方に馴染みやすい

看護師の経験が浅いので、自己流のやり方やクセがありません。

柔軟性があることで、仕事も覚え、病院ごとに違うローカルルールも素直に覚えることができます。

基礎看護技術、基礎知識を身につけている

1年目、2年目看護師は、技術・知識ともに未熟です。

3年目看護師は、基礎は習得はできており、戦力として期待されます。

教育コストをかけず、病院の方針を教えるだけでいいので、1年目、2年目看護師より需要が多いです。

キャリアアップに繋がる転職がしやすい

基礎技術・知識が身についたら、次はキャリアアップです。

特に、専門分野に挑戦するのにいい機会です。

柔軟性があり、仕事を早く覚えられる時期に、專門分野に転職することで、キャリアアップできます。

分野によっては3年以上の経験が必要なので注意

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看護師転職のベストタイミングは看護師4年目以降

看護師3年目で転職できる理由と成功方法|転職のベストタイミングは看護師4年目以降

新人教育が終了し、一人前になる看護師4年目からの転職が最適です。

臨床経験3年以上の実績は重要で、採用条件に記載されることがあります。

看護師3年目以下の転職デメリットは、求人が限られるということ。

3年目までがんばったなら、4年目まで我慢してはどうでしょう。

豊富な求人から自分の好きな転職先を探すことができます。

看護師3年目は転職しない方がいい5つの理由

看護師3年目で転職できる理由と成功方法|看護師3年目転職しない方がいい5つの理由

看護師3年目の転職は、具体的にどんな問題があるのでしょうか?

デメリット

  • 転職しても新卒扱いされる
  • プリセプターの経験がない
  • リーダー業務の経験がない
  • 退職金がでない場合がある
  • 転職による年収アップは難しい

転職しても新人扱いされる

看護師3年目は、まだ新人教育の途中なので、看護師として未熟。

戦力になりますが、基礎レベルであり、応用はまだまだです。

「まだ指導が必要だな」と新人のように、対応されます。

プリセプターの経験がない

プリセプターの指導経験は、重要視されます。

  • 人に教える難しさ
  • 自分の知識不足の現実
  • 新人の状況の周知
  • マネジメント
    など

新人指導をすることで、多くのことを学びます。

プリセプター経験の有無で、看護師の力量を把握することができます。

ヤマヒロ

プリセプター経験をせず転職はもったいない

リーダー業務の経験がない

チームをまとめる、動かす、コントロールする力が求められます。

新人教育プログラムに乗っ取り、ステップアップしていれば、リーダー業務も充実したフォローのもと経験することができます。

しかし、転職すると、十分な指導が受けられない、リーダー業務をさせてもらえないなど、成長の機会を失ってしまう可能性も。

退職金がでない場合がある

退職金は勤続4年から出ることが多いです。

1年頑張ればもらえる退職金を捨ててまで、急いで転職するべきか?

少し考え直してもいいかもしれませんね。

看護師

4年目の夏まで頑張れば、退職金とボーナスの両方もらえますね

転職による年収アップは難しい

新人看護師の時期なので、経験による大幅な年収アップは見込めません。

求人先の給与水準に則った給料が指定されます。

それでも、今の病院より給与水準が高ければ年収アップは可能です。

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看護師3年目で転職を成功させる7ステップ

看護師3年目で転職できる理由と成功方法|看護師3年目転職成功させる7ステップ

転職を成功させる方法を7ステップで解説していきます。


  • step.1

    キャリアプランを考える


  • step.2

    辞めたいと思った理由を考える


  • step.3

    転職の軸を決める


  • step.4

    転職先の情報収集をしっかり行う


  • step.5

    転職の対策を徹底する


  • step.6

    退職の時期を考える


  • step.7

    転職サイトを利用して効率的に進める


転職で重要なのは、事前準備です。

一人で頑張ってもいいですし、転職サイトの力を借りる方法もあります。

看護師3年目におすすめの看護師転職サイトは「新人看護師におすすめの看護師転職サイト5選!キャリア相談ができる」で詳しく紹介しています。

最前提|転職先がないまま退職しない

仕事を一日でも早く辞めたいからと、働く場所も決めずに退職するのは辞めましょう。

看護師

仕事が忙しくて、転職先なんてさがせません

働く場所がないと、焦っていい転職ができません

ヤマヒロ

働く場所がないと、給料がもらえず生活ができません。

「早く働く場所を決めないと」という焦りは、求人を比較する目を曇らせます。

慌てず、満足いく転職先を探すためにも、退職はしないでください。

キャリアプランを考える

スペシャリスト、ジェネラリストなど、将来を見据えたキャリアプランを考えます。

興味のある分野、なりたい看護師、理想のライフスタイルがあるはずです。

5年後、10年後のキャリアを見据えて、今必要な経験はなにか?を考えます。

看護師のキャリアプランについて「看護師のキャリアプランは超重要|5つのプランと実現させる具体的行動を解説」で解説しています。

辞めたいと思った理由を考える

今の職場を辞めたいと考えた理由があるはず。

理由をはっきりさせず転職するのは、失敗の原因です。

辞めたい原因を明確にし、転職先で同じ問題で悩まないようにしましょう。

転職の軸を決める

キャリアアップのために転職を決めたのに、給料を優先してしまい興味のない分野に転職してしまった。

実際にあった転職の失敗談です。

自分は何を達成させたくて転職するのか。

転職の軸を決め、軸を曲げずに条件を絞っていきましょう。

転職先の情報収集をしっかり行う

転職先の情報収集は必須です。

辞めたいと思った原因と同じ問題を抱える職場に転職してしてしまったら?

せっかく転職したのに、意味ありませんよね。

口コミサイトを利用したり、看護師転職サイトのキャリアアドバイザーに内部情報を教えてもらいましょう。

他にも、

  • キャリアプランを叶えられる?
  • 自分の働き方に合う?

など、徹底して調べましょう。

転職の対策を徹底する

履歴書や職務経歴書は、あなたを表現する重要な書類。

自分の経験、強みをしっかり書き込みましょう。

面接の対策も重要です。

新人看護師の時期に転職をすると、「すぐに辞めないかな」「人間性に問題ないかな」と、面接担当者は気にしています。

相手に好印象を与えるために、面接対策も重要です。

転職の対策は「看護師転職の流れを10ステップで紹介|具体的な方法を準備から解説 」をご参考ください。

退職の時期を考える

看護師3年目の退職は、病棟にとって戦力ダウンです。

突然、退職を切り出されたら必ず引き止められます。

病棟が困らない時期、適切なタイミングで退職の申し出をしましょう。

円満退職をしたいなら、退職のタイミングや、ポジティブな退職理由を伝えるなど、たくさんのコツがあります。

円満退職の方法は「【例文あり】看護師が円満退職する辞め方は?伝え方とタイミングが重要」で詳しく解説しているので、参考にしてください。

転職サイトを利用して効率的に進める

働きながら転職活動するのは、想像以上に大変です。

求人検索、見学や面接の日程調整、情報収集、比較、転職書類や面接対策…

一人で頑張っていると、どこかで手を抜いてしまいます。

転職を成功させるために、一人で頑張らず看護師転職サイトを利用しましょう。

看護師転職サイトは無料で登録できて、キャリアアドバイザーがあなたの転職活動を全面的にサポートしてくれます。

キャリアプランの相談だけでも利用できるので、気楽に登録して話を聞いてもらいましょう。

看護師

でも、看護師転職サイトって使わない方がいいって聞きますよ?

確かにそうゆう意見もありますね

ヤマヒロ

看護師転職サイトを利用するのは、いろんな意見があるのは事実。

看護師転職サイトを利用について不安な方は「看護師転職サイトを使わない方がいい7つの理由|自分で求人を探す方法を解説」をご覧ください。

看護師3年目の転職におすすめの職場

看護師3年目で転職できる理由と成功方法|おすすめの職場

看護師3年目の転職は、キャリアアップに最適な時期。

人気の転職先、おすすめの転職先をご紹介します。

おすすめの職場

  • 急性期病院
  • 専門病院
  • リハビリテーション病院
  • 高齢者施設
  • 大学病院
  • 美容外科、美容皮膚科
  • 透析、不妊クリニック
  • 訪問看護
  • クリニック
  • 一般企業系

急性期病院

新人看護師の転職先で一番人気の選択肢です。

急性期の病院は、幅広い治療や看護を学び、スキルアップすることができます。

教育体制が整っている病院も多く、4年目以降の研修も充実しています。

病院ごとに得意分野は異なるので、自分の興味のある分野に強みを持つ病院を探してみましょう。

ヤマヒロ

総合病院は病院の都合で異動したり、興味のない疾患をみることになることも

興味ある分野だけみたいなら専門病院がおすすめですね

ヤマヒロ

専門病院

興味のある分野に挑戦したいなら、専門病院もおすすめ。

単科病院なら、自分の興味のある分野だけに特化して学ぶことができます。

專門病院は、幅広い疾患を学ぶことができないのが弱点。

ヤマヒロ

スペシャリストを目指す人向けの選択肢です

リハビリテーション病院

患者の回復過程を看護したい方、急性期ほど忙しく働きたくないけど、病院で働きたい人にもおすすめ。

救急外来や緊急入院はないので、比較的落ち着いて働けるのが特徴。

急性期のようなスキルアップは望めませんが、患者に寄り添った看護を提供することができます。

高齢者施設

忙しく働くことに疲れてしまった方におすすめ。

高齢者施設の仕事は、タイムスケジュールが決まっていて、一定のペースで働くことができるのが特徴。

突然の検査や、診療で仕事のペースを乱されることもないため、臨機応変の対応が苦手な人も安心して働けます。

ヤマヒロ

スキルアップしたい人にはおすすめできません

大学病院

キャリアアップ、給料アップをしたい人におすすめ。

大学病院は、最先端の治療が行われるため、看護師としてレベルアップできます。

給与水準も一般病院より高く、唯一、給料アップが望める転職先です。

また、福利厚生が充実していて、長期休暇が取りやすく、退職金も高め。

ヤマヒロ

私の知り合いは、夏と冬に2週間くらいの連休が必ずもらえます

仕事は忙しく、中途採用者に冷たい職場もあるので、注意は必要です

ヤマヒロ

美容外科、美容皮膚科

若手看護師に大人気なのは美容系。

病院で働くのが疲れた、夜勤やりたくない方に大人気の仕事です。

美容系は若い世代の看護師が多く、お局もいないので、働きやすいと評判。

売上ノルマがあるクリニックや、看護というよりサービス業の側面が強いため、看護師として働きたい、キャリアアップしたい人には不向き。

ヤマヒロ

看護技術を忘れてしまうのが怖いと感じる方もいます

美容系転職專門の転職サイト「キャリアプレゼント」に登録して、相談してみましょう!

透析、不妊クリニック

透析や不妊クリニックなど、専門性の高い領域にチャレンジしてみませんか?

看護師3年目は、仕事を覚えるのも早く、柔軟性があるので、専門領域にチャレンジするおすすめの時期。

基礎看護技術、基礎知識が習得済みなので、クリニックに転職しても活躍することができます。

訪問看護

患者に寄り添った看護がしたいなら、訪問看護がおすすめ。

訪問中は、患者さんと1対1で対応でき、ナースコールや緊急入院など、仕事のペースを乱されることもありません。 

ヤマヒロ

現在、最も伸びている分野です

クリニック

病院が疲れた、夜勤やりたくない人に人気。

カレンダー通りの生活ができるので、家庭との両立、ライフワークバランスを充実させたい方向けの職場です。

しかし、看護業務は少なく、アセスメント能力などは身につきません。

キャリアアップしていくのが難しい職場なので、おすすめはできません。

一般企業系

看護師の資格を生かして一般企業やへ転職できるのはご存知ですか?

  • クリニカルスペシャリスト
  • 治験コーディネーター
  • 産業看護師
    など

看護師の仕事以外にもチャレンジできます。

命に関わる責任が重い、看護師辞めたいけど、資格を無駄にしたくない方は必見です。

看護師3年目で転職できる|まとめ

看護師3年目で転職できる理由と成功方法|まとめ

看護師3年目で転職はできます。

基礎看護技術、基礎知識を身に着けているので、転職後も活躍することができます。

仕事を覚えるのが早く、柔軟性の高い看護師3年目の需要は高いです。

しかし、看護師として未熟、プリセプターやリーダー業務が未経験なのはウィークポイント。

転職するなら、自分の強みを見つけ出し、十分な転職の準備・対策が求められます。

忙しい仕事の中、一人で転職活動をするのは大変なので、看護師転職サイトを利用しましょう。

看護師転職サイトを利用すれば、キャリア相談から利用でき、希望の条件を伝えれば、あなたにマッチした求人を提案してくれます。

求人に合わせた面接対策や、履歴書添削のサポートも受けられるので、安心して転職活動できます。

すべて無料で利用できるし、相談だけして転職しないのもOK。

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  • この記事を書いた人

ヤマヒロ

【院内新人教育責任者】
新人看護師が『仕事を楽しむために必要な仕事のコツ』を紹介。1年未満で転職する看護師を受け入れた経験を活かし、新人看護師が転職してもキャリアアップしていく方法も解説しています。

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