看護師転職

20代看護師転職はICUがオススメ|苦手なアセスメントが得意になる

20代看護師転職はICUがオススメ
看護師
ICUで働いてみたいけど、重症ばかりで怖い

そんな印象も持っているのではないでしょうか。

私もICUで働きたいけど、すごい大変そうだしやっていけるのかなって不安でした
ヤマヒロ

しかし、実際に配属されると、重症患者ばかりで不安もありましたが、それ以上にたくさんのいいところを発見しました。

ICUは少人数受け持ちなので、アセスメント能力を高め、急変対応などたくさんの看護師に必要なスキルを身につけることができます。

私の経験上、20代の若い世代が転職する部署としてとてもオススメです。

今回は20代だからこそオススメする理由をまとめて見ました。

これを読めば、ICUにチャレンジするメリット、デメリットを知ることができます。

こんな方におすすめ

  • ICUに興味がある看護師
  • 転職を考えている看護師
  • ICUで働きたい20代看護師
  • ICUで身につく技術を知りたい看護師
  • ICUに転職する方法がわからない看護師

20代看護師がICUで働くオススメの理由

ココがポイント

  • 看護師に必要なスキルが学べる
    フィジカルアセスメント能力、急変時対応など
  • 受け持ち人数が少ないく、集中して看護ができる
  • 患者一人一人に向き合い、アセスメントすることができる
  • 勉強することが多いので、わからないことを素直に聞ける20代がオススメ

ICUは経験が豊富な、優秀な人材しか働けない印象があります。

ヤマヒロ
実際は、准看護師上がり、中学生時代偏差値40の私でも問題ありませんでした。

看護師の技術が身につき、患者一人一人に向き合える環境は、経験豊富なベテランより20代の若手看護師こそ行くべき領域です

ICUで学べる看護師に必要なスキル

ICUで働くことをイメージした画像

ICUで学べる能力

  • フィジカルアセスメント能力
  • 医療機器の操作、管理
  • モニタリング
  • 急変時の対応
  • 家族のケア

ICUで学べる能力は、看護師なら必須の能力です。

看護師必須の能力を集中して、深く学ぶことができるのがICUの最大のメリットになります。

フィジカルアセスメント能力

フィジカルアセスメントは、問診とフィジカルイグザミネーション(視診、触診、聴診、打診)を用いた全身観察をもとに、患者の状態を把握する能力です。

例えば

胸の音を聞いて、肺は膨らんでいるのか、潰れているのか、たんはあるのか評価する

血圧が下がっている原因を、バイタルサインや下肢の冷感など観察して評価する

フィジカルアセスメントは、看護師ならどんな環境で働いても求められる技術です。

ICUなら、胸部の聴診一つでも

  1. 肺を10区画に区分して聴取する
    (フィジカルイグザミネーション)
  2. 肺音を評価する
    (アセスメント)
  3. 問題があれば、改善するために対応する
    (体位ドレナージなど)

このような技術を学ぶことができます。

問題を評価して終わらず、対応する技術も身につきます

医療機器の操作・管理

医療機器を覚えることができることをイメージした呼吸器の画像

看護師
医療機器の操作なんてできなくても、機器を使わない部署にいけばいいじゃないですか
残念ながら、どんな部署にいっても医療機器は扱います
ヤマヒロ

輸液ポンプやシリンジポンプ、呼吸器などの医療機器は、どんな部署でも必ず使います。

在宅でも使用するので、普段は使わなくても、病院なら必ず年に数回は使用することになります。

看護師
登場する頻度の問題か

毎日扱っているなら慣れますが、年に数回しか登場しないと、そのたびに勉強してもまた忘れてしまいます。

ICUなら体に染み込むので、忘れることはありません。

というか、忘れることができないくらい扱います。

ICUなら医療機器の取り扱いに抵抗がなくなる

モニタリング

心電図モニターもよく登場する機械です。

心拍確認をするだけになっている部署もあると思いますが、それではもったいないです。

心電図モニターからたくさんの情報を得ることができて、急変の予兆がわかったりします。

予兆がわかれば心構えができますし、急変する前に対応することができます。

フィジカルアセスメントとバイタルサインを合わせてアセスメントすると、より患者を把握できます。

モニタリングで急変の予兆がわかる

急変時の対応

看護師
急変はこわいです

急変はどんなところで働いても、必ず直面します。

ICUは、看護体制が2:1なので、病棟より人手もスペースも機械も揃っています。

頼りになる先輩がそばにいて、医師もすぐに対応できるので、急変があっても安心できます。

急変の数も、病棟より多いので経験も積めます。

看護師として中堅以上になると、急変対応は周りに指示を出す側になってきます。

早いうちに急変対応に慣れておくことをオススメします。

整った環境で急変対応することができる

家族のケア

ICUに入室する患者は、生命の危機に直面しています。

1時間前までは元気に話していた人もたくさんいます。

本人以上に不安になっているのは家族です。

生死をさまよっている患者の家族対応は、ICU看護師にとって重要な看護の一つです。

現状を受け止める声掛け、家族の体調への気遣いなど、家族に寄り添った看護を身につけることができます。

ICUは重症患者の管理をするけど、急変は少ない

急変は病棟より多いですが、実はイメージほど急変しません。

急変というのは、予期していない状態の悪化です。

ICUは、24時間のモニタリング、こまめなフィジカルアセスメント(少なくても2〜4時間おき)をしているので、状態の変化にすぐ気づくことができます。

例えば、血圧が100台から90台に低下しただけでも、血圧低下の原因を探り、すぐに対応してしまいます。

急変する前に状態を回復させてしまうので急変しません。

状態が崩れやすい患者は、事前に把握しているため、急変というより予期した状態悪化です。

ヤマヒロ
心の準備ができるので、慌てず対応できます

ICUは急変させないための看護をする場所

受け持ち人数が少ないので集中して看護ができる

看護師の画像

病棟では7人前後を受け持ち、検査や手術対応、なースコール対応で業務に追われてしまいます。

ICUは看護体制が2:1のため、患者2人しか受け持ちません。

1人受け持ちの日も多くあります。

少人数の受け持ちは、患者のそばにいる時間が増えて、患者の状態を把握する時間がとれます。

患者が今どうゆう状況か、何をしてあげればいいのか、何をしてほしいのかを考え、介入する時間を持てます。

患者に看護をする時間がないと、仕事に追われて辛くなる話を聞きますが、ICUならしっかり関わる時間が作れ、看護の満足感も満たされます。

一人一人に向き合い、深く関われることが最大の特徴です

毎日の勉強範囲は少ないため、集中して学ぶことができる

勉強は、受け持った患者の疾患や、薬、検査データなどをもとに実施します。

ICUと病棟の勉強範囲の違い

7人受け持ち:
7疾患+薬+疾患に合わせたデータの読み方

1人受け持ち:
1疾患+薬+疾患に合わせたデータの読み方

仕事終わり、19時から22時まで毎日勉強したとして、3時間しか勉強時間はありません。

3時間で7人分調べ上げるのは至難の技ですが、1人ならかなり深くまで掘り下げて学ぶことができます。

深く調べて、一人一人の状態に合わせたアセスメントをすることで、フィジカルアセスメント能力を身につけることができます。

学ぶことは多いので、1年は勉強漬けになることも覚悟しましょう

勉強することが多くわからないことを素直に聞ける20代がオススメ

新人看護師は、わからないことが前提なので先輩が教えてくれます。

中堅を超えてくる30代は教える立場の年齢なので、知識的な疑問は質問しにくくなります。

20代なら教えてもらえる雰囲気があって、わからないことも聞きやすい年代です。

ICUに興味があるなら、ぜひ20代のうちにチャレンジしてください。

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学ぶ姿勢のある看護師は可愛がってもらえます

ICUに転職するデメリット

ICUで働くうえでツライところ

  • 重症患者の対応と、急変するかもしれないプレッシャーがある
  • 学習することが多く、深い
  • ICUでしか使わない機械類も覚える
  • スタッフがピリピリしている

重症患者の対応と、急変するかも知れないプレッシャーがある

ICUは院内の選りすぐりの重症が集まる部署です。

緊急入院の重症ももれなくICUに入ります。

血圧の小さな変動や、モニタリングの変化を素早く捉えて、対応する力が求められます。

重症患者の変化を敏感に捉えながら、急患も対応しなくてはいけないので、常に緊張状態にあります。

プレッシャーに押しつぶされてしまうこともあるので、ICUに慣れるまでは相応の覚悟が必要です。

ICUはプレッシャーとの戦い

学習することが多い、深い

ICUの看護師は、病態生理を深く掘り下げる必要があります。

心臓血管外科患者の学習内容一例

  • 疾患(大動脈解離、弁狭窄、狭心症、大動脈瘤など)
  • 術式(弁置換、バイパス術、大動脈置換など)
  • 呼吸器
  • CCOモニター
  • スワンガンツカテーテル
  • 心電図モニター
  • 心エコーの結果(EF値、壁運動、弁の逆流など)
  • レントゲン
  • CT
  • 検査結果(血液検査、血ガス検査)
  • 術後侵襲(侵襲学)
  • 麻酔や人工心肺の影響
  • 術後侵襲

学習したことを患者の個別性と、状態の変化に合わせて、さらに落とし込んでいく形になります。

侵襲は、本が作れてしまうほど深い分野です。

理解するまでかなりの時間と経験を要します。

しかし、重症患者の病態は高度侵襲状態がほとんどなので、侵襲さえ理解してしまえば、ICUに入る患者の9割を理解できます。

ICUでしか使わない機械類も覚える

輸液ポンプやシリンジポンプ、呼吸器はどこでも使うので、使い慣れることはメリットです。

しかし、CHDF(持続緩徐式血管濾過透析)、IABP(大動脈バルーンパンピング)、ECMO(体外式膜型人工心肺)などは、ICUでしか使えません。

とても専門的で難しい機械なのに、がんばって覚えてもICUだけの知識と考えると無駄に思えてしまいます。

重症患者をしっかり管理すること、ICUでしか使えない機械を駆使して患者を助ける医療の最前線に関わりたい人にとっては、とても楽しい分野になります。

ICUでしか使わない専門的な学習も必要

スタッフがピリピリしている

ヤマヒロ
想像どおりの光景ですが、ICUスタッフはとにかくピリピリしています

急変するかも知れないプレッシャーと、小さな見落としが命に関わるプレッシャーで、常に緊張状態にあります。

怖いベテランや中堅がいることは覚悟が必要です。

勉強したり努力するスタッフにはとても親切ですが、少しでもサボったり、仕事が雑な看護師をみつけると厳しい声が飛んできます。

ICUは雰囲気の悪い環境だと思って割り切る必要があります

ICUのある病院は少なく、病院によってICUの特色は変わる

ICUをイメージした医師の画像

ICUは即戦力になる看護師しか配属されないわけではありません。

ICUで働きたい、ICUで学びたいという熱意さえあれば、配属してもらえる可能性は高いです。

20代の転職は、一番伸びる時期の転職になるので、戦力を育てたい病院にとって、とても魅力的な人材になります。

問題は、ICUのある病院は少ないことです。

さらに、病院ごとにICUで受け入れている主科は異なります。

ヤマヒロ
私の病院は心臓血管外科と循環器内科が多かったですが、他の病院では消化器外科や呼吸器外科がメインの病院もあります

自分のチャレンジしたい分野と、その症例の多い病院を探す必要があります。

看護師転職サイトを使って、ICUのある病院を探してもらおう

全国に何万もある病院から、ICUのある病院を自分で探すのはとても大変です。

看護師転職サイトなら、無料で病院を調べて提案してくれます。

チャレンジしたい分野を伝えれば、その分野に特化したICUなども探してくれます。

自分で探して、希望に合わない病院に就職してしまうと取り返しがつきません。

看護師転職サイトなら確実に探してもらえるので、まずは相談してみましょう。

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まとめ

20代看護師にICUをオススメする理由は

ココがポイント

  • 看護師に必要なスキルが学べる
    フィジカルアセスメント能力、急変時対応など
  • 受け持ち人数が少ないので集中して看護ができる
  • 患者一人一人に向き合い、アセスメントすることができる
  • 勉強することが多くわからないことを素直に聞ける

20代は看護師としての基礎ができる大切な時期です。

ICUは、結婚や出産でライフワークが変わっていく30代では挑戦しにくい分野になります。

大切な時期に、これからの看護師人生を豊かにするために、20代のうちにICUに挑戦することをオススメします。

ICUで学んだ知識は、必ずどの分野でも役に立つことをお約束します。

  • この記事を書いた人

yamahiro

看護師ブロガー ICU8年、主任も経験。教育委員、主任会リーダー、新人教育担当。 転職して、今は訪問看護の世界へ。 看護師のキャリア形成を大切にしながら、プライベートも充実させたい。 看護師を全力で楽しむ方法を発信します。

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